News PD SYSTEM 概要

 

<パイロディジタル・フェーズIIIシステム>は,主点火装置である<フィールド・コントローラー>を核として,点火玉の接続端子盤である<ファイアリング・モジュール>とそれらを連結するケーブル類で構成されています。

点火のしくみは,点火玉のひとつひとつに住居表示のような番地を指定し,何分何秒にどの番地を点火するかをコンピュータによって制御するというものです。

もう少し詳しく説明しましょう。

<フィールド・コントローラー>は自分で時間を数えながら予め指定されたタイミングに合わせて,"どこで"というデータ(アドレス)と,点火に必要な電流を,端子盤である<ファイアリング・モジュール>にケーブルを通して送ります。<ファイアリング・モジュール>はそのデータが自分の担当かどうかを自ら判断して,点火します。<フィールド・コントローラー>と<ファイアリング・モジュール>の間のデータのやりとりはディジタル方式で行われるため,配線はわずか3本の線から成るケーブルを数珠繋ぎ式に接続していくだけです。このためノイズの混入が激しいイベント会場や,雷のノイズや大雨の悪天候下など,過酷な環境にも影響されずにエラーのない精確な制御が可能なのです。

点火のタイミングは,時間を巻き尺のように扱う信号音<パイロディジタル・ タイムコード>を基準にして制御されます。この信号音を音楽と一緒に録音することで,音楽と花火を10分の1秒という高い精度で同期させることができるのです。このタイムコードは<パイロディジタル・フェーズIIIシステム>専用に開発されたもので,ノイズや信号減衰の影響をほとんど受けません。たとえ海上の台船からの打揚げであっても,陸上の本部から無線や携帯電話を介して同期信号を受けることが可能です。また,万が一点火中に信号が途絶えても,<フィールド・コントローラー>は内部のクロックに自動的に切り替えるバックアップ機能を装備していますので,そのまま音楽にあわせての打揚げが続行できます。

音楽に花火を同期させるためのプログラムの作成は,専用のソフトウェアを使用してパソコン上で行います。この専用ソフトの最も革新的な点は,音楽に合わせてキーボードのスペースキーを叩くだけで,太鼓を叩くように花火のタイミングが打ち込めることです。このすぐれた直感的な操作方法により,貴方の"間合い"で花火を打揚げることができるのです。 

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